大学3年生の時、周りが就職活動を頑張っているときは、公務員試験の勉強をしていました。経済学部だったので計算や統計は得意だったのですが、どうしても法律が苦手で……。4年生になって「これは受からないな」と思い、就職活動を始めました。
なんとかなるだろうと高をくくっていたのですが、私が就職活動を開始した頃には周りはほとんど内定をもらっていて、採用活動を続けている企業もあまり残っていませんでした。その中にはあまり行きたいと思える企業がなく、のんびりと探していると、気がついたら卒業してしまっていました。周りが働き出したので焦りましたね。ニートだとからかわれましたし(笑)
山徳に出会ったのは、卒業後の5月頃に行われた会社説明会でした。私は小学校の頃からものを大切にしていたので、リユースという事業内容に惹かれました。そこで会社見学に参加したのですが、着物を取り扱っている現場をみて圧倒されました。物量にも驚いたのですが、職員の専門知識の深さに驚愕しました。話を聞くと入社して3年程の方でも業務をこなしているということでしたので、それなら私にもできるかもしれないと思い、応募することにしました。
その後は、すでに卒業しているということで他の応募者とは別日程で面接などを進めてもらい、トントン拍子で採用通知をいただきました。こんなに早くていいのかとも思いましたが、いつまでも家でのんべんだらりとして親に迷惑をかけるわけにもいかないので、お世話になることにしました。両親は「やっと決まったんだ」と喜んでくれましたね。